1月23日に開講した「コミュニケーション力UP講座Ⅲ」全3回は、2回目まで終了しました。生きにくい今の時代に必要なコミュニケーションスキルをお伝えしています。年に1回開催し、今年で3年目を迎えました。
1回目は、「解決志向」をテーマに、問題が生じた時に原因を追究しない別の解決方法についてお伝えしました。ワークでは、今かかえている問題が解決した未来像を描いてもらい、現時点から未来像までのスモールステップをつくってもらいました。
2回目は、「アサーティブに怒りを伝える」をテーマに、相手のことも尊重しながら、自分の本当に伝えたいことを率直に伝える練習をしました。「資源ごみ当番のあなたが、分別せずにゴミ袋を置いて立ち去ろうとしている人に、上手に注意する」を課題に、「どのように伝えたら、気持ち良く協力してもらえるだろうか」と受講生の皆さんとともにロールプレイングをしながら伝え方を考えました。
難しかったのは、相手と対等になる事でした。「マナーを守らない人=悪い人」ととらえると、上から目線できつい言い方になってしまいます。かといって、相手の顔色を窺って気分を害さないように下手に出るのもおかしな話です。
そこで、3つのことを念頭に置いて、台詞を考えてもらいました。①目指すゴールを明確にすること②伝える目的を明確にすること。③「きっとそれには訳がある」と、相手にも事情を聞くこと。
目指すゴールは、地域住民がゴミ出しのルールを正しく理解し、良い環境の中で気持ち良く暮らせること。伝える目的は、ゴールに到達するために、ゴミ出しのルールに従って、正しく分別してもらうこと。この2つを考えていくうちに、「マナーを守らない人=正しいルールを知らない人=困っている人」かもしれないと気づきました。そうすると、一緒に分別して覚えてもらおうという発想に変わります。伝え方も変わりますね。相手も、責められないため、より良く変わる余裕が生まれます。
怒りを伝える時は、感情的にならず、「目指すゴール」と「伝える目的」を明確にして、一度頭を整理してみる。さらに、相手を尊重し、事情を聞いてみることをお勧めします。怒りの衝動を抑え、頭を整理するには練習が必要です。是非、講座にご参加下さい!
★受講生の声
●前向きに行動できるヒントになった。
●相手に自分の気持ちを伝えることの重要性に気づいた。
●ロールプレイングをすると分かりやすい。
●他の人の考えや思いなどを聞き、みんなで一緒に解決に向けて考えていけたことが勉強になった。
●伝える言葉選びや解決した先にある明るい未来を想像することを意識的に行いたいと思った。
●ロールプレイングでは、演じることで感じて気づくこと、相手の反応などを聞いて気づくことができ、良かった。
「コミュニケーション力UP講座Ⅲ」は、次回最終回を迎えます。
日程:3月27日(日)13:30~16:30
会場:名古屋駅新幹線口近くのアイリス会議室
内容:「アサーティブ~批判受け~」
正当な批判なのか、不当な批判なのかを見極め、適切に対処して、自分の心を守りましょう!
愛知県大府市森岡町5丁目65番地
※大府以外にも、名古屋駅前講座がございます。
あがり症克服・スピーチ・ボイストレーニング等、コミュニケーション教室・各講座、 個人レッスンは愛知県名古屋市の有規話し方教室にお任せ下さい。
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