「コミュニケーション力UP講座Ⅴ」を、名古屋駅周辺会場で開催しました。今回のテーマは、「アサーティブに注意する」でした。
アサーティブは、自分の言いたいことを大切にして、誠実に、対等に、率直に、相手に表現し、同時に、相手が伝えたいことも大切にして、話を聴いて理解しようとする双方向のコミュニケーションです。
注意する行為は、一方的になりがちなので、「相手と戦わない。説得しない」ことを意識する必要があります。
相手は、問題に向き合って一緒に解決するための協力者であると捉えます。対等意識をもって、問題点を伝え、これからどうしていったらいいのかを話し合うスタンスが大切です。
伝えるタイミングは、その場で伝えてもいいのですが、感情が伴ってしまいがちなので、私は、落ち着いて、頭を整理してから、改めて場を設定して伝えることをお勧めしています。
頭を整理する際は「何が問題なのか?」「問題に対して自分はどう思っているのか?」「これからどうして欲しいのか」「相手と意見が違った場合の折り合える範囲」を明確にします。
伝える際は、事実⇒気持ち⇒要望・提案⇒結果の順番で伝えます。また、相手を尊重して、状況や相手の意見・思いを聴くことも大切にします。
講座では、受講生さん自身の事例を使ってロールプレイングをくり返し行いました。その過程で、感謝の言葉を伝えたり、問題が解決した先の展望や相手とどういう関係でありたいのかを伝えること、相手の話を傾聴することが、相手の心を開いて向き合うコツだと、改めて感じました。
多様性の時代に、何でも言い合える関係を構築するためには、アサーティブなコミュニケーションは欠かせないと思います。多くの方にお届けしたい講座です。
本講座は、全3回で開催中で、あと1回となりました。
次回の「コミュニケーション力UP講座Ⅴ」は、12月23日(土)13:30~16:30に、「感情的に怒られた時のアサーティブな対処法」をテーマに開催します。自分の心を守る方法を学びます。周りに感情的になる人がいて困っている方、感情的になってしまい、ご自分を変えたいと持っている方は、是非ご参加下さい。
有規話し方教室大府校にて、定員3名様でじっくり進めます。
★受講生さんのアンケートを明記します。
●60代 民生委員の方
アサーティブな会話をもっと知りたいと思い、受講した。ほぼ理解できた。民生委員という立場で、性格や価値観も様々な高齢者の要求などを、どこまで受け入れ、どこから受け入れられないか、この線引きが難しく、どうしていくか、どう伝えていくか悩ましい。
ロールプレイングでは、自分のモヤモヤしていることを取り上げてもらい、話し合いができた。アサーティブに伝えるポイントを、今後に大切につなげていけると思え、ありがたかった。
愛知県大府市森岡町5丁目65番地
※大府以外にも、名古屋駅前講座がございます。
あがり症克服・スピーチ・ボイストレーニング等、コミュニケーション教室・各講座、 個人レッスンは愛知県名古屋市の有規話し方教室にお任せ下さい。
セミナー、各種司会も受付中です。