某旅行会社の「プレゼンテーションスキル発表会」に司会者として立ち合いました。全国の支店長や旅館、ホテル、ドライブイン、観光協会の代表者などお偉方が300名近く集う中、8名の営業担当者が企業の慰安旅行プランについてプレゼンしました。発表者の皆さんは、堂々としていて、立派でした。演台がありましたが、あえて演台の横に立ち全身を見せた上で、原稿をまったく見ないで発表した人も数人いました。
プレゼンを指導した研修会社の男性講師が言っていましたが、発表者は2ヶ月前から準備し、前日もリハーサルを行い、直前まで手直した上での発表だったそうです。プレゼンを成功させるために大切なことは、「下準備」だと改めて感じました。納得いく下準備は、自信になります。私も、普段生徒さんにお伝えしていることです。
もう1つ、プレゼンを成功させるために大切なことだと確信したのは、自信に裏打ちされた話し振りです。企画やスライドの準備には力を注ぐけれど、立って本番と同じように話す練習をする人は少ないです。今回のスキル発表会で引きつけられた発表者は、話し振りも上手でした。特に、旅行プランを心弾む笑顔で楽しそうに話していた女性のプレゼンは印象的でした。そのプランで旅行すると、きっと楽しいのだろうなとイメージが膨らんで心が動きました。話す練習を何度も何度もしたからこそ出来ることです。
プレゼンを控えている方は、話す内容についての下準備に加え、話す練習も納得いくまでしてみて下さい。本番では、心に余裕をもって笑顔で話せますよ。頑張って!!
カテゴリ:話し方教室
私が運営している話し方教室の有志生徒さん10名とともに、愛知県大府市の福祉施設で朗読ボランティアを行いました。あがり症克服のトレーニングとして始めたボランティア活動は、12年目を迎えました。
午前10時に、おおぶ文化交流の杜のスタジオに集合して、2時間程総合リハーサル。
その後、皆でイタリアンレストランでランチをして、ボランティア会場「長草デイサービスセンター」さんへ出発。
意見を言いながら一緒に作り上げていく作業がとても大切です。保育園園長や保育士、福祉施設施設長、元教師などがメンバーなので、意見も的確。頼もしい生徒さん達です。チームワークバッチリです。
朗読ボランティアでは、絵本の朗読、紙芝居、歌と合奏、マジックを披露しました。リハーサルを行っているので、出演者は皆余裕が生まれ、堂々と気分よく演じていました。
利用者の方々も、興味深く食い入るように見て下さり、歌と合奏の時にはスズやカスタネットをたたきながら一緒に口ずさんで下さいました。
終了後、施設の方に「握手して頂けませんか?」とリクエストを頂き、出演者全員が利用者の方一人一人と目を合わせて、声を掛け、握手をしました。「良かったよ」「また来てね」と反対に利用者の方から声を掛けて頂き、励みになりました。モチベーションアップ。一方的に演じるだけでなく、利用者の方とふれ合うことも大切だと痛感しました。
温かく幸せな時間を過ごしました。ボランティア、大成功!!
次回のボランティアは、8月に行います。当教室で学んでいる方でしたら、どなたでも出演できます。ご一緒にいかがですか?
カテゴリ:話し方教室
愛知県労働協会さん主催のセミナーが名古屋市で行われ、アンガーマネジメント&アサーティブを3回にわたってお伝えしました。題して、「怒り上手になる方法」。
1回目は、怒りの感情と上手につき合えるようになる「アンガーマネジメント」を、
2回目は、怒りの感情と自分の要求を相手のことも尊重しながら伝える「アサーティブ」を、
3回目は、ご自分の怒りの事例を使って、伝えたいことを相手にアサーティブに伝えるロールプレイングを行い、最後は、全員で笑いヨガをして、笑顔で終了。
石倉が講師だから、きっと笑いヨガを行うだろうと予測してお越しになった受講生の方もいらっしゃいました。また、昨年コミュニケーションの研修をさせて頂いた福祉施設の理事長も参加して下さり、嬉しい再会もありました。
受講生の皆さんの「アンガーマネジメントとアサーティブ」についての関心が高く、セミナー終了後には多くの質問を受けました。その中から、1つアサーティブに関する質問内容をご紹介します。
「直接言いたいことを伝えるのは勇気がいるので、アサーティブに伝えたいことを手紙に書いて渡す方法はどうですか?」この質問はよく受けます。
自分の本当の気持ちや要求を伝えるところまでは良い方法だと思います。しかし、相手がどのようなタイミングで手紙を見て、どのように感じるかは返事をもらうまで分かりません。返事がなければどうでしょうか?「伝えて良かったかな?」と不安になりませんか?
アサーティブは、フェイス・トゥー・フェイスが理想です。目と目を合わせて、相手と向き合い、肉声で気持ちを伝える。相手の表情が見えるから、相手の話も聴けるから、分かり合えるのではないかと思います。
時には上手くいかず、話が平行線になることもあるかもしれませんが、向き合って話した言葉は、相手の心に残ります。後でじっくり考えるきっかけになります。相手と向き合う勇気が、誠実に率直に伝える勇気が、相手に伝わるご褒美になると思っています。その勇気が、人間関係をよりよくするスイッチとなります。
偉そうなことを言っておりますが、私自身アサーティブに伝えられないこともあります。特に家族に対してです。
これではいけないと、先日は、自分の気持ちを率直に伝えることで頑張ってみました。
普段何もしない夫が私の分までパスタを作ってくれたのです。結婚して23年で、初めてのことです。「あー珍しい。どういう風の吹き回し?」と言わずに、「わーうれしい!!ありがとう!幸せだわ!」と伝えました。強面の夫ですが、笑顔になりましたよ。出来るところから、アサーティブに伝えてみましょう!
カテゴリ:アンガーマネジメント
名古屋伏見で開催している平成27年度のスピーチ講座「キラッ!とひかる話し方Ⅱ」は、10回目を迎えました。1月のテーマは「アドリブ力を磨く」。
まずはウォーミングアップとして、褒め合いゲームからスタートしました。一人の受講生を、他の受講生が次々に様々な言葉で褒めていくゲームです。「努力家ですね。」「笑顔が優しい」「いつも一所懸命に話を聴いてフィードバックしてくれるので、感謝しています」「話のまとめ方が上手」など、褒める言葉が具体的で、さすが話し方を勉強している受講生の皆さんです。予想以上の評価を得て、皆、モチベーションがアップ。全員満面の笑顔になりました。
続いて、話す力やコメント力を養う訓練をしました。一人ずつ前に立ち、「今年の抱負」について、未来(今年の目標)・過去・現在の順番に語ってもらい、分かりやすく話す練習をしました。その後、他の人の抱負を聴いた感想やコメントを30秒にまとめて、前に立って話す練習をしました。
抱負についてのスピーチでは、話を組み立てる力が磨かれ、コメント練習では、聴く力と言いたいことを簡潔に一言で言い表す力が磨かれたと思います。確実に力をつけている受講生の皆さんです。同じ話を聴いても、聴き手によって着目する箇所が異なり、とらえ方の違い、人の感性の違いが感じられて面白かったです。本日は、お一人5回以上立って話して頂けたので、人前で話すことに慣れたのではないでしょうか?
今年度の本講座も、あと2回です。次回は、2月21日(日)9:30~11:30に、「即題スピーチ」をテーマに講座を開催します。2月から、1回のみのご参加も可能になります。「興味があるから1回受けてみよう!」という方大歓迎です。顔の体操、腹式呼吸、ボイストレーニング、時に楽しいゲームを入れながらスピーチの訓練をします。様々な角度から受講生の個性を引き出しますので、楽しい講座ですよ。講師の私自身、毎回楽しみにしています。
カテゴリ:話し方教室
名古屋伏見で行っている「キラッ!とひかる話し方講座Ⅱ」の4回目を開催しました。今回は、私が用意した話材を使ってスピーチ原稿を作って頂く課題で進めました。受講生の方の準備時間を短縮できるように工夫しました。話すことは、事前に取り組んだ分だけ自分にいい結果で返ってきます。講師としても、実り多い講座になりました。
長く人前で話す仕事をしていると、準備段階で当たり前に行っていることが多々あります。その中から、大切な何を受講生の方に伝えたら役立つのか不明確なまま講座をスタートすることが多いです。実際に課題をこなして頂き、スピーチの発表を聴いていく中で、お伝えすべきことがはっきりとしていきます。
本日は、誰に向かって話すのか、話す対象を明確にしてからスピーチ内容を決めることがいかに大切であるかが浮き彫りになりました。話す対象の設定を、職場の仲間、部活動の顧問や監督、主婦等と明確に設定し直して頂いたところ、伝えたいこともはっきりして、ぐっとスピーチ内容が良くなりました。お教えする仕事ながら、多くの気づきと学びを頂いております。前向きで誠実、優秀な生徒さんに感謝です。
講師として嬉しかったのは、男性陣が最後まで残って人前で話すことについてディスカッションし、誘い合ってランチに行ってくれたことでした。責任ある立場になり、悩みが共感できる仲間は貴重な存在です。講座が、仲間作りのお手伝いになれば、幸いです。
カテゴリ:話し方教室
あいさつやプレゼンが成功したという報告メールが、続々と届いています。ある人は、普段文句とダメ出しの多い上司から、朝礼挨拶で絶賛されたそうです。また、ある人は、担当者の代打として1日でプレゼンの準備をし、可能性の低かった交渉事をまとめたという大きな成果を報告してくれました。
皆、最初は自分に自信が持てずモジモジしていた方々です。でも、今は違います。聴き手の分析と話し効果を考え、作戦を練って下準備ができるようになりました。びっくりするのは、性格や考え方がポジティブ思考になり、表情やファッションが変わったことです。笑顔が増え、おしゃれさんになりました。仕事の評価も、うなぎのぼりです。本当に、良かった!!
あなたのいいところを見つけて、伸ばすのが私の役目です。いいところを見つけるのは、私の特技です。私は、幼稚園から小学2年生までいじめられっ子でした。弱い人の心が分かる存在だと思っています。話すことでお悩みの方の力になれると思いますよ。一人で悩まず、是非、相談して下さいね!!
カテゴリ:話し方教室
久し振りに、名古屋のホテルで、結婚披露宴の司会をしました。今回の披露宴では、フラッシュモブのサプライズ演出がありました。スタッフに扮したテノール歌手とソプラノ歌手が、サービス中に突然歌い出し、会場を魅了するというサプライズです。「美女と野獣」「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の2曲を歌っていました。面白い演出が、次々と出てきます。
演出の中で、私が大好きなのは、披露宴の最後に行うエンドロールです。当日のハイライトシーンの映像をバックに、ゲスト全員の名前が次々と映し出されるというものです。ついさっき見たことが映像となり、そこに自分の名前が映し出されると、胸が熱くなります。いつ見ても感動します。今回の披露宴でも、エンドロールがありました。私も小さく映っている映像があり、嬉しくなりました。エンドロールは、これから結婚されるカップルにお勧めしたい演出です。
久し振りに、幸せオーラにつつまれる仕事が出来、いい1日を過ごしました。新郎新婦、末永くお幸せに・・・
カテゴリ:その他
愛知県の高浜市シルバー人材センターさんで接遇マナー研修会があり、講師を務めました。家事援助や草取り、草刈、片づけ、市役所の宿直をしている方々60名様が集まり、熱心に講義を聞いて下さいました。なぜ、接遇が必要なのかをじっくりお話した後、身だしなみ、あいさつ、表情、態度動作、言葉づかい、電話応対、話し方について進めました。
表情の訓練として、10分ほど顔の体操と笑いヨガ(ナマステ笑い・ミルクセーキ笑い・大工さん笑い)も行いました。これらを入れるだけで雰囲気がぐっと良くなり、学ぶ意欲が高まります。皆さんの目がキラキラと輝くのが分かりました。話し方では、取材した事例を用いて感じのいい物の言い方をご紹介。皆さん、現場で契約外のことを頼まれることが多いようで、感じのいい断り方も、実際の事例を用いて細かく解説し、すぐに活かせるようにお伝えしました。終了後に、個別質問も多々あり、その熱心さに心打たれました。
生涯現役で仕事をすることが目標の私にとって、皆さんの頑張りが励みになります。次回は、7月9日に2回目の接遇マナー研修を行います。皆さんが、いつまでもお元気に仕事が出来るように、認知症予防スリーAゲームも入れて、楽しみと学びを融合させた研修を行います!!
カテゴリ:講演の報告
毎月第3日曜日の朝に、名古屋伏見で開催している「 キラッ!とひかる話し方講座Ⅱ」も、3回目を迎えました。様々な年齢の方が前向きに取り組んで下さっています。6月講座では、要約練習を行いました。講師が読み上げた1分強の原稿を聴いて、30秒ほどの内容に要約するのが課題でした。一人2回ずつ挑戦して頂きました。1回目の原稿の要約では長くなりがちでしたが、2回目の原稿の要約では時間内に収める生徒さんが続出。成長を感じました。コツが分かってきたようです。話すトレーニングをしっかりこなして頂いた充実感がありました。生徒さんのこれからが、益々楽しみになってきました。
次回は、7月19日(日)に開催します。同じ話材をつかって、皆さんに3分間のスピーチ原稿を作って頂きます。同じネタでも、主題の置き方や構成で話の内容が変わってきます。どのように話材を料理して下さるのか、ワクワクしています。講師の私は、アンテナを立て、料理しがいのある話材探しに力を注ぎます!!
カテゴリ:話し方教室
最近、愛知県大府市で行っている個人レッスン専用の教室では、あがり症の生徒さんに、「サクセスログ」をつけて頂いています。
「サクセスログ」は、私が取り組んでいる「アンガーマネジメント」のテクニックの1つですが、あがり症克服にも効果的なテクニックです。どんな些細なことでもいいので、出来たことやうまくいったことを書き出し、自分の中の重要度を1~10で点数化するというものです。
昨日は、人との会話時にあがってしまう女性生徒さんがお越しになりました。相手の顔色を見て、優しそうに思える人の時には平常心で会話が出来るけれど、怖そうな人や不機嫌そうに見える人の時には、あがってしまい胸がドキドキし、舌を噛んだり言葉が出てこなかったりしてうまく会話が出来ないとお悩みでした。
そこで、「サクセスログ」の登場です。最近うまくいったことを10個書き、重要度の点数をつけて頂きました。すると、仕事でうまくいったり、人間関係でうまくいったことばかりが書かれ、重要度10点が3つ、9点や8点が5つもありました。自分にとって重要度の高いことが全部出来ていたのです。仕事のデキル格好いい女性ということがわかりました。人は、自分の不足している部分につい目がいってしまうものです。生徒さんは、出来ていることが思いのほか沢山あることに気づき、少し自信を回復されたようでした。
また、サクセスログから、「意外と楽しい人」と言われていることがわかり、私の引き出すところが明確になりました。一緒に笑いヨガやボイストレーニングをして、自己開示力を高めました。女性生徒さんには、3時間の1日コースで学んで頂きましたが、帰りの際には気持ちが軽くなったようで、足どりも軽やかに帰って行かれました。
皆さんも、自信がもてるようになるテクニック「サクセスログ」をつけてみませんか?
カテゴリ:話し方教室
愛知県大府市森岡町5丁目65番地
※大府以外にも、名古屋駅前講座がございます。
あがり症克服・スピーチ・ボイストレーニング等、コミュニケーション教室・各講座、 個人レッスンは愛知県名古屋市の有規話し方教室にお任せ下さい。
セミナー、各種司会も受付中です。