昨年10月にアサーティブトレーナーの資格を取得しました。講演やセミナー、教室の個人レッスンでは、すでに「アサーティブ」をテーマに進めておりますが、自身の訓練が大切な分野なので、定期的に所属団体の勉強会に横浜まで通っています。アサーティブは、伝えたいことを、相手にも自分にも「誠実に」「率直に」「対等に」伝えます。相手が自分よりも立場が上だと、言いたくてもなかなか言えないことがあります。そんな時に一助となるのが、非言語(目線・表情・姿勢・人との距離・口調・体の動きなど)です。
勉強会では、毎回ロールプレイングを行います。今回のロールプレイングで、威圧的な人に言いたいことを伝える時の秘策を発見しました。ご紹介します。ロールの設定は、女子社員が、「腹が立つとブツブツ言いながら壁やゴミ箱を蹴る乱暴な上司に、その行為をやめるようにお願いする」というものでした。椅子に座っている怖い上司に、女子社員が立って話し掛けるという場面設定で進めました。立つ位置に距離があると、上司は自分を守るために威圧的な態度や言葉を繰り返しました。伝える側の女子社員も、及び腰で、声も小さくなり遠慮気味。そこで、女子社員が上司にぐっと近づき、相手の目を見て、真顔で「怖いので、やめて下さい」とお願いしたところ、一言も反論せず、「すみません」と上司が謝る結果になりました。「近づく」と言う行為で覚悟が出来るのか、女子社員の声もしっかりと出ていました。すごい発見!!アサーティブは、相手も大切にするコミュ二ケーションなので、最後は、上司へ話を聴いてもらったお礼も忘れずに言っていました。
私は、ロールプレイングの時間は観察者だったので、この秘策をすぐに自宅で試してみました。テレビを観て無視をする夫に、ぐっと正面から近づいて話したところ、しっかり話を聴いてもらえました。この秘策、使えますよ。パワハラ・セクハラ・モラハラを受けて我慢している方、自分の立場が下だから年が下だからと言いたいことが言えない方、非言語の工夫を参考にして下さいね。
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