毎月第4日曜日午後に開催している「コミュニケーション力UP講座」全9回も、5回が終了しました。5回目は、「会話・雑談力強化」をテーマに行いました。
今回は、「聴き方」にフォーカスし、相手が話したくなるような相づちの打ち方や言葉の返し方の練習をしました。リアクション良く聴く、気持ちに共感しながら聴くことが基本ですが、この「共感」しながら聴くことについては、注意が必要であることも、先日の講座でお伝えしました。
「大変ね」「つらかったね」と共感しながら相手の話を聴くことはありませんか?私は、母親を介護して眠れないと言う友だちに、「大変ね」「つらいね」と共感しながら聴いたことで、どんどん大変な話を引き出してしまい、友だちをより深刻な気持ちにさせてしまった経験があります。ひと通り聴いたら、「大変な状況の中で工夫していること」や「支えになっていること」、「ちょっとでも良かっとた感じられたこと」について質問して話を聴き、労ったり、称賛したり、敬意を表したりすれば、友だちを明るい気持ちにさせることができたと反省したものです。
「大変ね」と共感しながら相手の話をとことん聴いて、「スッキリした」と相手に思ってもらえる場合ならいいのですが、時には、「大変ね」と共感したことで、相手をより深刻な思いにさせてしまう場合もあることを頭の片隅に置いて頂ければなと思います。様々なご意見があると思いますが、私の経験から気をつけていることをお伝えしました。ご参考になれば、幸いです。
次回の「コミュニケーション力UP講座」は、「アサーティブ『断わる』」をテーマに、7月28日(日)13:30~16:30に、名古屋駅周辺、那古野ビル南館桜ガーデンで行います!是非、ご参加下さい!!