今月は、卒業式の祝辞や、定年退職のあいさつ、入社式のあいさつ、保護者会長就任あいさつ等の目的で、レッスンをお受けになる方が多かったです。
私の主宰する個人レッスンの話し方教室では、初回に話すことでのお悩みを伺います。すると、多くの方が「人前で話すことが苦手です」「アドリブがきかないです」「詰まってしまってスムーズに話せません」「言いたいことを忘れてしまいます」とおっしゃいます。「では、どれくらい準備をなさいますか?」とお尋ねすると、「頭で考えイメージします」「原稿を書きます」「パワーポイントをつくります」という答えが返ってきて、声に出して話す練習をなさる方が少ないのに、びっくりします。声に出して表現することが難しいにもかかわらず、省略してしまうのはどうでしょうか?
私に限らず、人前で話す仕事をしている人は、声に出して話す練習をします。私は、企業や団体の研修で講演することが多いのですが、パワーポイントを作ってから最低でも3回~4回話す練習をします。ストップウォッチを使って全体の時間を計り、話す内容を加えたり削ったりして、持ち時間を守るように準備していきます。私の場合は、そこまでやらないと自信をもって話せません。中には、講演の30分前に何を話そうかと考える方もおいでですが、慣れているから出来ることです。
そこで、人前で話すことになった際の準備の仕方をご紹介します。原稿を書く時は、どうしても書き言葉になりがちです。そのまま話すと違和感があるはずです。原稿を書く時は、声に出して話しながら書くことをお勧めします。また、原稿を書いたら、一字一句覚えず、書いたものは確認する程度にして、立って声に出して話しながら内容を覚えていきます。私の場合、研修や講演会冒頭のあいさつは、愛犬の散歩をしながらブツブツ唱えて練習しています。話す練習をすると、成功率が上がりますよ!
最近、よく生徒さんから「人前で話すための準備の仕方」が分からないと聞かれるため、参考になればとご紹介しました。
カテゴリ:話し方教室
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