最近、犬の行動について書かれた本を読み、心に残ったことがあります。
犬は群れで生きる動物のため、リーダーを選ぶ時の判断がとても繊細なのだそうです。
そのポイントは主に2つ。 1つは、「『絶対に守ってやる』という精神的な強さを持っているかどうか」 もう一つは、「自分を大切に思い、いけない時にはしっかり叱ってくれるかどうか」です。
犬はその人の内側にある覚悟や誠実さを見ているのですね。表面的な態度ではなく、心の底から信頼できる相手だと確信した時に、その人をリーダーとして認めるのだそうです。そのため、わざと飼い主の手を噛んだり反抗したりして、飼い主の反応を見ることもあると、本には書かれていました。
読みながら、ふと「職場も同じだな」と感じました。今の職場には、さまざまな価値観や背景を持つ人が集まっています。上司の存在は、チームの安心感に大きく影響します。
相談しやすく、良いところを引き出してくれて、チームの方向性を整えてくれる。必要な時には、丁寧に向き合って言葉で伝えてくれる。何かあった時にはそっと支えてくれる。こうした関わりの根底には、メンバーを守るという上司の覚悟と、誠実に向き合う姿勢があります。だからこそ、人は「このチームで働いていていいんだ」と感じられます。
犬が求める「守られている安心感」や「誠実に向き合ってくれる存在」は、寄り添いながら守る強さであり、これは現代の職場で人が上司に求める姿と重なります。一方的に引っ張るのではなく、必要な時には覚悟をもって向き合い、そっと支える。この“静かな強さ”が、信頼につながっていくのだと思います。
犬の本を読みながら、今の時代に求められる上司の姿は、圧ではなく、覚悟と誠実さをもって寄り添いながらチームをまとめる力なのだと、改めて感じました。
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