当教室では、あがり症克服を目的にお越しになる生徒さんが多いです。これまで、腹式呼吸・イメージトレーニング・笑いヨガなどを行ってきましたが、さらにメニューを増やしました。
メンタルトレーニングと集中力を養うトレーニングです。メンタルトレーニングは、アンガーマネジメントのテクニックとして使われているものをアレンジしました。
メンタルトレーニングでは、自分があがっている時に、「どのようなことにはOKを出すか?」「どのような時には自分にダメ出しをするのか?」を決める『OKの境界線ワーク』をしたり、
居心地の悪さに慣れるため、毎日、1つだけいつもと違うことをするトレーニングを行っています。
特に力を入れているのが、集中力を養うトレーニングです。講座でも・個人レッスンでも毎回行っています。
あがり症の人は、「もし、言葉が出てこなかったらどうしよう」「早口になって、それを指摘されたらどうしよう」「かつて失敗をしたからまた同じことをするかもしれない」とあれこれ考えてしまい、不安を大きくしていることが多いです。ですから、意識を「過去」や「未来」に飛ばさない。「今」にとどまるように、集中力を養うのです。
「漢字の多い文章を一字一句正しく書き写すこと」「簡単な計算問題を解くこと」これらを2分ずつ、交互に2回まわり行うトレーニングを行っています。「脳のサーキットトレーニング」と命名しました。私自身も行っていますが、毎日行っていると、書き写す量も、計算できる量も、どんどん増えていきます。集中力が養われている証拠です。
当教室では、発声練習の教材として歌舞伎の口上「外郎売」を扱っているので、「外郎売」を書き写す作業をして頂いています。書けば覚えますから、「外郎売」を暗誦するための対策にもなり、一石二鳥です。時々迷惑そうに取り組んでいる生徒さんもいますが、仕事に活かせる実感がともなえば、理解して下さると思います。
私は、この「脳のサーキットトレーニング」を行っているお蔭で、仕事の段取りが良くなったと自負しています。
あがり症は、慣れと訓練次第で克服できます。当教室で一緒にトレーニングをしませんか?
カテゴリ:話し方教室
このところ話し方教室の個人レッスンで、「新郎あいさつ」の訓練に来ている方が増えています。「結婚披露宴で格好よく挨拶を決めたい!!」と、皆さん張り切っています。
先日、お一人が本番を迎え、大成功!! 「妻の両親にも褒めてもらえた」と嬉しいご報告が届きました。良かったです。
新郎あいさつのレッスンでは、1.5時間のレッスンを3回コースで学ぶ方が多いです。原稿作成・ボイストレーニング・立ち居振る舞い・音声表現の訓練・マイクを持って話す練習(動画撮影チェック)等を行っております。どんどん上手くなって、「これでOK!」と思えると、自信が出てきます。本番でも、堂々と話せるようになります!!
結婚披露宴の冒頭と結びは、独特の緊張感があります。人前で話すことが苦手な新郎は、是非、個人レッスンをご利用下さい。精一杯サポートさせて頂きます。
カテゴリ:話し方教室
4月からスタートした名古屋伏見校「キラッ!とひかる話し方講座」は、早いもので、3回分が終了しました。1回目のテーマが「自己紹介」、2回目のテーマが「話し順序」、3回目のテーマが「講義の要約」でした。難しいテーマにもかかわらず、皆さん熱心に取り組んで下さっています。これからも失敗を恐れず、挑戦して頂きたいと願っています。
講座では、ボイストレーニング30分、講義20分、話を考える時間20分、ペアー練習、発表という手順で進めております。スピーチのアドバイスでは、メモの取り方や短時間で話したいことをまとめるコツ・声の張り方・視線の送り方など細かいところまでふれてお話をしています。
人前で堂々と話すためには、「立って話すこと・人に見られて話すことに慣れる」、「何度も声に出して練習してみる」、「開き直る」、これらが必要です。その訓練をする場が、本講座です。途中入会も大歓迎です。3回コース・6回コースがあります。あなたも、「的確に意図が伝わる話し方」を学びませんか?
教室をしている「パティオ伏見会議室」のあるアーク白川公園ビルディング入口の写真です。
カテゴリ:話し方教室
先日、愛知県尾張地区の各企業組合リーダーが集う体験講習会で、怒りのコントロール「アンガーマネジメント研修」を5時間行いました。
座学より、演習を多くして欲しいという主催者側のリクエストで、怒りの感情と上手につき合えるようになる「アンガーマネジメント」を4時間、ストレスが発散できる「笑いヨガ」を1時間行いました。長時間のアンガーマネジメント研修は、初体験。分かりやすく伝えるため、テキストとパワーポイントを作って臨みました。
アンガーマネジメントという言葉すら聞いたことがない完全にアウェーの状況でスタートしましたが、30代~50代の男性参加者(女性1名)の皆さんは、アンガーマネジメントBINGOゲームやディスカッション・グループワークを楽しみながら熱心に取り組んで下さいました。特に、組織のルールづくりをする「チームビルディング」のワークでは、色々な意見が出て盛り上がりました。
笑いヨガの演習では、机を端に寄せてつくった広いスペースで動き回りながら大笑い。さすが組合リーダーの皆さんです。殻を破って、ノリノリではじけるようないい笑顔を見せて下さいました。怒りの情動伝染はいやだけど、笑いの情動伝染は、大歓迎です。参加者全員の心が一つになった印象を受けました。
終了後、5時間研修でお疲れのはずでしたが、皆さん、笑顔でお帰りになりました。「アンガーマネジメント」と「笑いヨガ」の将来性・可能性を感じた研修でした。
カテゴリ:アンガーマネジメント
先日、愛知県蒲郡市にあるタルゴラグーナで「タラソテラピー」を受けてきました。10年前のマイブーム再燃です。タラソテラピーとは、海水や海藻など海の恵みを利用した健康法です。
今回は、心身の調子を整えるプログラムを選択しました。まずは、33℃~36℃に温められた海水のタラソプールで1時間水浴。このプールは、ジェットが様々な位置から吹き出る「15のゾーン」で構成されています。1から15まで、1つ1つ巡っていくうちに、血行が良くなり、身体がポカポカしてきました。
次に、「アルゴハマム」です。人肌に温められたドロドロの海藻ペーストを全身に塗り、スチームサウナで20分間体の芯まで温めていきます。汗がジュワー!と出てきました。その後、別室へ移動。ベッドに横たわり、海苔巻のようにビニールとタオルの2重シーツに包まれ、30分間リラックス。汗がピュー!と音を立てるかのようにわき出てきました。新陳代謝が良くなったと実感。気持ちがいいのです。
アフターテラピーでは、地元の食材をつかったヘルシーなランチを頂き、大満足。月に1回は、代謝を上げるために訪れたいところです。
カテゴリ:ブログ
あなたは、「怒り」を表す言葉をいくつ言えますか?
「腹が立つ」「イライラする」「頭にくる」、他にはどんな言葉が思い浮かびますか?
怒りの感情を上手にコントロールするためには、腹が立った時に、自分がどの程度の怒りの強さを感じているのかを的確にとらえることが大切です。怒りには、軽くイラッとする小さな怒りから、頭に血が上り体が震えるほどの大きな怒りまで幅が広いのです。「怒り」を表す言葉を2~3個しか知らなければ、幅のある自分の怒りに対して、大雑把にしかとらえることが出来ません。しかし、「怒り」を表す言葉を多く知っていれば、その都度、自分の怒りの強さを言葉で的確にとらえることが出来、上手に対処することが可能となります。「怒り」を表すボキャブラリーを増やしましょう。
また、「怒り」のボキャブラリーを増やすことは、自分の「怒りの気持ち」を伝える時や、相手の「怒りの気持ち」をくみ取りながら聴く時にも役立ちます。
はじめに、自分の怒りの気持ちを伝える時です。「怒り」は突然空から降ってくるものではありません。必ず、怒りの裏には、傷ついた本当の気持ちが存在しています。「悲しい」「がっかり」「くやしい」「疲れている」「ショック」「寂しい」「不安」などです。この怒りの裏にある「傷ついた本当の気持ち」と「怒りの気持ちを表す言葉」をセットにして、相手に伝えます。例えば、友達と映画を見に行く約束をしていたのに、勝手に約束を反故にされた時、「私は、とても楽しみにしていたので、ショックです。憤慨しています。」「私は、キャンセルの連絡がもらえず悲しくて、腹が立っている」「待っている間、ずっと心配していたから、疲れたわ。不愉快です。」等、「私」を主語にして伝えます。反射的に怒りを表すといい結果を生みませんので、反射的な怒りを抑えるために6秒待って、それから伝えてみて下さい。相手を尊重するために、相手の理由も聴いてあげて下さいね。
次に、怒っている相手の話を聴く時です。「怒りの気持ち」をくみ取りながら聴くために、共感を表す相づち「そうなんだ」「なるほど」「そうですか」「はい」等に、「怒り」を表す言葉をプラスしながら聴いていきます。「そうなんだ。それは、不快な思いをされましたね」「なるほど。それは、イライラされましたね」「そうですか。それは、腹立たしい思いをされましたね」「はい。それは、理不尽な思いをされましたね」「なるほど。それは、憤慨されましたね」「そうですか。それは、悔しい思いをされましたね」等です。さらに、相手の怒りの裏に隠された「本当の気持ち」である「悲しい」「がっかり」「ショック」「寂しい」「不安」等まで汲みとれるようになれば、相手は、「自分の気持ちを理解された」と心が満たされるので、怒りが鎮まってくるのではないでしょうか?
このように、「怒り」のボキャブラリーを増やすことは、自分の怒りの強さを的確にとらえられるだけでなく、自分の「怒りの気持ち」を伝える時や、相手の「怒りの気持ち」をくみ取りながら聴く時にも役立ちます。
「アンガーマネジメント入門講座」では、怒りについての理解を深めて頂けるように、様々な角度からお伝えしています。次回は、7月19日(土)10:00~12:00に、名古屋市中区栄のCHUTOホール5階503会議室で行います。怒りっぽい方、怒りっぽい身近な人に困っていらっしゃる方、怒りを我慢しがちな方は、是非、ご参加下さい!!
カテゴリ:アンガーマネジメント
第19回笑いヨガお楽しみ会を開催しました。
2ヶ月に1度のペースで会を開催するようになって、早4年目です。皆さん、楽しみにして下さっています。今回は、老若男女22名の皆さんと大笑いしました。
簡単なポーズをとり、理由なく笑うだけの「笑いヨガ」は、誰でも簡単に出来ます。免疫力が上がる、ストレス解消、デトックスや美容に効果がある等、健康増進に役立ちます。加えて、「笑いヨガお楽しみ会」では、笑いながらラジオ体操をしたり、食べ物の飲み込みをよくするための嚥下体操やボイストレーニングも行っています。カラオケで替え歌も歌います。
今回は、母の日に開催したので、母の日特集の笑いヨガエクササイズをしました。
母親を喜ばせるために、カーネーションをプレゼントする笑いヨガをしたり、「アナと雪の女王」の主題歌をピアノ演奏する設定の笑いヨガをしたり、母親に初がつおを食べさせるために相模湾へ行き1本釣りに挑戦するという設定で笑いヨガをしたりしました。皆さん、ノリノリでいい笑顔です。初めてお越しになった方も、お腹の底からハハハと豪快に笑っていました。ありのままで、童心に返って笑うことの清々しさ。笑うことは、体も心も解放してくれます。
今日は、笑い声の「ハハ!の日」だったと言った参加者がいました。上手い表現です。本当!母の日に「ハッハ!と笑った日」でした。
次回の「第20回笑いヨガお楽しみ会」は、7月13日(日)14:00~15:30に、大府市民活動センターコラビアで開催します。参加費は、ワンコイン500円です。どなたでも参加出来ます。是非、ご参加下さい。
カテゴリ:その他
先日、早口を改善したいという生徒さんがお越しになり、効果的だったので、早口改善法をご紹介します。
文章を音読する方法です。
1.句読点で、2秒の「間」をあけて読む。
2.音声表現技法(強弱・大小・緩急・間・高低など)を考えて、聴き手に内容が伝わるように読む。この2点を心掛けて文章を読んだら、効果が上がりました。
この生徒さんは、「人前で話すとより早口になり、よく舌を噛みます。改善したい。」とおっしゃいました。話し方が淡々としているのでメリハリをつけたいというご希望もあり、まず上記2の音声表現の練習をしました。その後、2分程の短い文章を、句読点で2秒の間をあけて音読する練習をしたところ、効果が表れました。最初は早口で舌を噛むことがありましたが、途中から、句読点であける2秒の間に影響され、段々ゆっくり分かりやすく読めるようになりました。読み方が変わってからは、一度も舌を噛みませんでした。ご本人は、「途中から読むテンポがゆっくりになってきたので、色々と考えることができ音声表現を工夫しながら読もうという発想になりました。」とおっしゃっていました。1回の練習で、効果あり。
繰り返し練習していくうちに、ゆっくりの速度に慣れてきて、実際に話す速度も改善されていくことでしょう。繰り返し練習することが大切です。
生徒さんとのレッスンの中で、多くの気づきがありました。また、朗読が、早口改善に効果があることを確信しました。
早口でお悩みの方、句読点で「間」をあけながら、内容が伝わるように文章を音読する練習をしてみて下さい。
カテゴリ:話し方教室
5月1日から5月9日まで、愛知県江南市の高齢者教室で、「アンガーマネジメント」の講演を5回行いました。ゴールデンウィークが間に入ったため、前半戦が5月1日~2日、後半戦が5月7日~9日の日程でした。会員さんの人数が多いため、講師が5つの会場を巡って同じ話をしていきます。今回は、怒りの感情を上手にコントロールする「アンガーマネジメント」の話と、怒りにくい体質づくりのために「笑いヨガ」体験を行いました。
私の場合、講演の際には、毎回台本を作成していきますが、聴き手の反応から内容の修正・追加が入り、どんどん変わっていってしまいます。間に休みが入ったので、さらに準備し、後半戦はアサーティブコミュニケーションのおまけつき。同じ話をするのは楽そうに見えますが、案外難しいものですね。
江南市高齢者の皆さんは、いつも聴き上手です。「アッハハ」と笑ったり、「そうそう」と共感したり、「なるほど」と感心したり、声に出して反応して下さいます。この反応が、何よりも嬉しく、励みになります。講師は、豊かな反応にのせられて口が滑らかになっていくのです。聴き上手は、話させ上手なのです。11年目の登板も、聴き上手な皆さんに力を頂き、無事5回終了しました。ありがとうございました。来年は、「アサーティブコミュニケーション」のお話をしますね。12年目も、お招き下さるかしら。
カテゴリ:講演の報告
毎月、東京に通い、アサーティブコミュニケーションを学んでいます。
アサーティブは、相手の権利を大切にしながら、自分の気持ちや意見を、誠実に、率直に、対等に伝えることです。
先日は、「批判を受けた時の対処法」と「怒りをどのように扱うか」について勉強しました。
アサーティブであるには、私たちがもともと持っている内の力に気づき、認め、信頼する「自己信頼」が大切です。
「ありのままの自分を受け入れる」
「強くなれない自分を許してあげる」
「落ち込んだら自分に優しくしてあげる」
「つらい時には、誰かに助けを求める」
「自分が今まで精一杯生きてきたことを褒めてあげる」、
自己信頼があれば、自分の内側の力が支えになり、批判や怒りに上手に対応できるようになると、学びました。
毎回、アサーティブを学ぶ内容に自分自身が救われます。私が批判に弱いのは、自分に駄目出しばかりしていたからだと気づきました。「自分にやさしくなろう。自分にいつもやさしい声掛けをする、自分の一番の親友になろう」と思いました。
生きにくい今の時代に必要なコミュニケーションだと思い、アサーティブを学んでいます。「アサーティブ」「アンガーマネジメント」「笑いヨガ」は、多くの人に伝えたいスキルです。
来年、「アサーティブコミュニケーション講座」が開催できるように準備をしています。
興味のある方は、来年まで、首を長ーくしてお待ち下さいね!!
カテゴリ:その他
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