この季節になると、毎年レッスンに来てくださる生徒さんがいます。一年の中でも、特に“失敗できない場面”が続く時期です。
先日も、その生徒さんがレッスンに来られました。 前回は決算報告の練習、今回は総会の司会リハーサル。例年通り、丁寧に準備を重ねて本番に臨もうとしていました。
「決算報告なんて、本当は上の人がやるべきことなんだけど、急に『あなたがやって』と言われて…」生徒さんは、そう話しながら、少し戸惑ったような表情を浮かべていました。
事情を聞くと、上司の方は人前で話すことがとても苦手なのだそうです。これまで避けてきた分、どんな準備をすればいいのかも分からない。あがり症でもあります。でも、立場上あいさつをしなくてはならない。二役を担うことは、大きな負担だったようです。
仕事はできる。判断力もある。だからトップに抜擢された。
それでも、「話す場面」だけは別の能力が求められます。
案の定、報告会のあいさつはかなり緊張されていたようで、周囲が心配するほどだったと聞きました。
「次の総会で自分までボロボロだと、組織の信用が落ちてしまうから。せめて自分だけは、きちんと務めたいんです」と生徒さんは言っていました。
その言葉に、私はハッとしました。
話す場面は一見華やかに見えますが、その裏側には、 コツコツと準備を積み重ねる持久力と時間が必要です。その力こそが、人と組織の信頼を支えます。
どれだけ仕事ができても、人前での言葉が整っていないと、周囲の信頼は少しずつ揺らいでしまう。逆に、たった数分のあいさつが整っているだけで、組織全体の印象が変わることもあります。
生徒さんのように、「自分の役目を果たしたい」「組織の信用を守りたい」 そう思って準備を重ねる姿は、本当に尊いものです。
誰かが背負っている“見えない重さ”に気づける人が、組織を静かに支えているのですね。
話す力は、静かに、確かに、その人と組織の信頼を支えています。
大切な場面で「言葉を整えたい」と感じた時、 必要なのは特別な才能ではなく、正しい準備の方法です。
当教室の個別講座やオーダーメイド個人レッスンでは、その“裏側の準備”を一緒に整えていきます。
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カテゴリ:話し方教室


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