「緊張すると食欲が落ちてしまう」 「心が沈むと、何を食べても味がしない」 「人前に立つ前は、胃がキュッと縮む」そんな経験をお持ちの方は、とても多いです。
あがり症や不安が強い時、心だけでなく身体も正直に反応します。 だからこそ、心と身体の両方をそっと整えてくれる“食べ物”が役に立つことがあります。
最近、私が毎日食べているのが、大根おろしです。 大根をすりおろし、鰹節と醤油で混ぜたり、ジャコおろしにしたり、卵焼きや焼き魚、冷奴にのせたりして食べています。お通じがよくなり、美容効果も高いのですが、実は、生の大根には心を落ち着かせるための“根拠”がいくつもあります。
今日は、あがり症の方や、気持ちが落ち込んでしまった時にこそ取り入れてほしい、「食べ物からのメンタルケア」についてお伝えします。
大根には、心を整えるための働きがいくつかあります。 まずひとつは、すりおろした時に生まれる辛味成分イソチオシアネートです。血行を促し、体内の炎症を抑え、自律神経のバランスを整える力があり、結果として心の緊張がゆるみやすくなると言われています。
次に、ジアスターゼをはじめとする消化酵素です。消化を助け、腸が整うことで、幸せホルモン“セロトニン”の分泌が安定します。セロトニンの約90%は腸でつくられるため、腸が元気になると、心も自然と落ち着きやすくなります。
そしてもうひとつ、ビタミンCです。ビタミンCはストレスホルモンの過剰分泌を抑える働きがあり、心がざわつく時のクッションになってくれます。
あがり症の方は、緊張すると呼吸が浅くなり、胃腸が固くなり、自律神経が乱れやすくなります。生の大根は、消化を助けて胃腸の負担を軽くし、血流を良くして呼吸を深くしやすくし、自律神経を整えるという“身体からのアプローチ”ができるため、心の緊張をゆるめるサポート食材と言えます。
「心が落ち着かない」「気持ちが沈む」そんな時こそ、身体を整える食べ物が力を発揮します。
あがっている時や落ち込んでいる時は、どうしても食が進まなくなります。そんな時でも、大根おろしはスルリと食べられて、身体をやさしく整えてくれます。
もし今、胸がざわついたり気持ちが沈んでいたりしたら、まずは大根おろしで身体を落ち着けるところから始めてみてください。身体が整うと、心もゆっくり元気を取り戻していきます。
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