「準備8割」という言葉があるように、プレゼンやあいさつも、話す練習まで含めて準備してこそ、本番で段取りよく進められるものです。普段のレッスンでも、「成功の秘訣は下準備にある」と生徒さんに伝えています。
そうは言っても、忙しい社会人にとって、十分な練習時間を確保するのは簡単ではありません。当教室でも、「資料を作るだけで精一杯」「練習する時間がない」「声に出せないまま本番を迎えてしまう」というお悩みをよく耳にします。
そこで、今日は、お忙しい方のための“4つの準備法”をご紹介します。準備の進め方を少し工夫するだけで、発表の仕上がりは大きく変わります。
1つ目は、資料を“話しながら”作ることです。
私は資料を作るとき、声に出しながら進めています。話しながら作ることで、構成が自然に整い、言葉が“話すための言葉”になり、本番で話しやすくなります。さらに、私は資料を何度も書き直してブラッシュアップしますが、この“書き直しの過程”がそのままリハーサルになり、話す内容が自然と頭に入っていきます。資料づくりの段階で、すでに発表の準備が進んでいる感覚です。
2つ目は、資料ができたら、最低でも一度は声に出して通しで読んでおくこと(自分の言葉で語るように)です。
声に出すことで、言いにくい部分や説明が足りない部分、順番の違和感がすぐに分かります。これは発表の質を左右する大切なステップで、短時間でも効果があります。
3つ目は、声が出せない環境での“黙読リハーサル”です。
電車の中、車内、トイレ、移動時間など、声を出せない場面でも準備はできます。資料を丁寧に黙読するだけで、前頭葉のミラーニューロンが働き、話したときと同じ回路が活性化します。忙しい方に向いている方法です。
4つ目は、録音して聴くことです。
スマホで話す内容を録音し、移動中に聴くだけでも、内容が身体に入っていきます。これはプロのアナウンサーも使っている方法で、短時間でも効果が高い準備法です。
忙しい方にとって大切なのは、「できる形で、必ず一度は“話す準備”をすること」です。
話しながら資料を作る、声に出して通しで読んでおく、黙読リハーサル、録音して聴く。この4つを組み合わせることで、本番の安心感は大きく変わります。
時間がない中で工夫した「小さな準備」が、本番で輝くためのあなたの力になります。 あとは、背筋をピンと伸ばし、自分を信じて発表するだけです。
きっと、できる。できる。できる。
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