最近、新聞記事で興味深い研究を見つけました。兵庫医科大学などの研究チームが、人を対象とした実験で「暗記は息を吐きながら行うと効果的である」と報告していました。
研究成果は科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されました。記憶には「覚える」「定着させる」「思い出す」という三つのステージがあり、その中でも最初の「覚えるステージ」は呼吸の影響を強く受けるらしく、息を吐くタイミングで暗記すると記憶力が高まるという結果が示されていました。
記事によれば、息を吐く後半のタイミングが最も効果的であり、声を出して覚える方法は自然と息を吐く流れになるため、暗記に向いているとのことでした。
私は教室でフォーマルなあいさつの指導をすることも多いです。原稿を書いて覚えていただく際には、何度も声に出して覚えるように伝えていますが、今回の記事を読み、その方法が科学的にも正しいと分かり安心しました。
声に出して覚える方法は、かつて生放送のテレビショッピングの司会をしていた頃に身につけたものです。当時はカンペがなく、20点近い商品の名前・特徴・料金をすべて暗記しなければならず、ひたすら話しながら覚えていました。息を吐きながら声を出すという行為が、結果的に記憶を助けていたのだと思います。
暗記が苦手な方は、ぜひ「声に出して覚える」ことを試してみてください。呼吸を味方につけるだけで、覚えやすさが変わってくるはずです。
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