最近、地域のお祭りで、紙芝居と笑いヨガの30分ステージに出演しました。 忙しさのあまり台本は作ったものの、練習がほとんどできず、当日のリハーサルでは「あれ?何だったけ?」言葉が出てこない場面もありました。「大丈夫かな…」「今日はうまく話せないかもしれない」そんな不安が強くなり、意識が自分の内側へ向いていくのを感じました。
これは、あがり症の方がよく経験する心理反応(頭が白くなる・何を話しているのか分からなくなる等)と同じ状態です。準備不足の時ほど、自分への疑いが強くなり、扁桃体(危険を探知する脳の箇所)が働きやすくなります。
ところが本番直前、予想外の出来事が起きました。私が発表するサブ会場にお客さんがほとんどいなかったのです。急いで本会場へ向かい、まつりに来ていた方々へ声を掛けて回りました。「もうすぐ始まりますよ」「ぜひ観に来てくださいね」
この時点で、私の意識は完全に“外側”へ向いていました。 人の表情を見て、反応を感じて、場を整えるために動く。その行動が、私の中のスイッチを押したのだと思います。
発表会場に戻ると、パラパラとお客さんが集まっていました。 その瞬間、私の中で強い気持ちが立ち上がりました。「この人たちを乗せなきゃ」「楽しませたい」「盛り上げたい」意識が外へ向いた途端、どんどん言葉が出てきて、場が一気に温まりました。あれほど不安だったのに、話し始めたら楽しくて仕方がない。自分でも驚くほど、前頭前野(理性脳)が働き始めたのを感じました。
あがり症の方は、話す直前や本番で意識が内側へ向きます。失敗したくない、恥をかきたくない、変に思われたくない。この“守りの気持ち”が強くなるほど、心理反応が起きてしまいます。
一方で、意識が外側へ向くと前頭前野(理性脳)が働き始めます。 伝えたい、喜んでもらいたい、盛り上げたい、届けたい。 この“外向きの気持ち”が立ち上がると、言葉が自然に出て、場が動き、あがり症の反応が止まります。
今回のイベントは、その構造を自分自身で体験した出来事でした。
「意識の向きが変わると、脳が変わる。意識のベクトルが外向きは成功のもと!」そのことを改めて実感した時間でした。




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